【フォトレポート】嵯峨野・嵐山の紅葉観光~天龍寺・常寂光寺~

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駅ビルで「ラーメン」を食べた後は、JR嵯峨野線にて「嵯峨野駅」まで移動。久しぶりに嵐山へと紅葉狩りへ。

紅葉の時期は観光客でごった返しているので人混みが苦手な人(私ですけど)には辛いですが、嵐山エリアはいいですよー。渡月橋も竹林も風情があって。特に夏がいいですね。高く背を伸ばした竹が、ぎらぎらと照りつける太陽をさえぎってくれるので、通り抜けの道は涼しいんです。

2007年8月にも記事を書いてます→sorarium – 嵐山の竹林散策、そして常寂光寺へ

木漏れ日の中を歩いていると、時々、人力車のお兄さんたちが、汗をかきつつ乗せたお客さんと会話しながら駆け上がってくるのに出くわしたりしてね。

嵯峨野湯という、大正時代の銭湯をリノベーションしたカフェがあるんですけれども、ここもまたすごく素敵なんですよ。あいにく店内は写真撮影禁止なので、雰囲気をお伝えすることは出来なくて残念なのですが、嵐山を訪れたら是非ここで一息つくことを強くオススメします。

さて、今回は初の嵐山紅葉狩りということで、期待半分、不安半分で行ってきました。

時期的にはぴったりで、赤や黄色に染まった葉と、深い緑色の葉が混ざり合って、とても綺麗でした。特に、光が透過した葉脈なんて見てるとぞくぞくしてきますね。

ところが、お寺を見てまわり、世界遺産だという庭の方へ行くと大行列でとてもとても…!これは諦めようとさっさと保津川の方へと足を向けたのですが、あっという間に太陽は山陰に隠れてしまって、色が急に色褪せてしまって…すごく残念でした。私たちは3時頃に行ったので、陽が傾きすぎてしまっていたんですね。

ですから、この時期紅葉見物に行くのであれば、12時頃到着!ぐらいがいいかもしれません。そうすると太陽は頭上にあるわけですから、色鮮やかな紅葉を楽しめるのではないかな、と。晴れていたらの話ですが。

そして、保津川のほとりと竹林を通り抜け、常寂光寺と野宮神社を目指しました。

常寂光寺は夏に訪れた時、苔むす庭がとても綺麗だったので、秋はどうなるんだと興味津々で選んでみました。野宮神社は源氏物語好きな友人のリクエスト。黒い鳥居で有名です。

常寂光寺に行くまでに神社を発見。

「御髪神社」…その名前の通り、美しい髪を保ったり、まぁ…、髪が少ない方のための神社でして。ここで、思わず村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」を思い出してしまった。かつらメーカーで働く女の子が出てきて、主人公にこんな話をする。

「私がアルバイトしている会社では絶対にハゲって言葉を使っちゃいけないの。私たちは『薄毛の方』って言わなくちゃいけないの。ハゲって、ほら、差別用語なのよ。私、一度冗談で『頭髪の不自由な方』って言ってみたの。そしたらすごく怒られちゃった。そういうことでふざけちゃいけないって。みんなすごぉぉく真面目に仕事してるんだから。ねえ知ってる?世の中の人ってみんなだいたいすごおく真面目なのよね」

私がこの小説を好きな理由の一つに、かつらビジネス?についてよくわかる、という点があるのですが。目から鱗とはこのことです。

このお社の周囲には、寄進した会社や人の名前が書かれた板がこのように建てられているわけなのですけれども…、なんというか、あれですね、リアルだ。「アートネイチャー」とか「リーブ21」とか…。ちなみに「岡村」さんはリーブ21の社長さんです。

さらに…。

「父の髪がずっと元気でありますように。」

くっ、けなげな娘さんじゃないですか >< でもつい笑ってしまって。ごめんなさい。思い切り笑ってしまった罰あたりな私とジロー君にきっと罰があたるわ…。

そして常寂光寺なんですが、夏の頃の寺とは雲泥の差!なにこの群衆は!!!

秋の京都、というか嵐山をなめてました、私。あんなに寂しげなお寺で、「名前の通りだねぇ」なんてしみじみ感じ入っていたお寺はどこへ…。ツアーの ガイドさんが、ぞろぞろと並んだおじさまおばさま方に「ここは30分です!30分たったらここへ戻ってきてください!」なんて声を張り上げていて、それを 聞いてるだけでうんざり。あぁぁ…風情も何もあったものじゃない。

まぁ、でもせっかく来たんだし、と境内を散策。

紅葉を堪能しましたが、もう来年からはこの時期に嵐山に行くのはやめようと強く思うほどの人混みにうんざりも。うーん、でも紅葉じゃなくても私はやっぱり夏のあの強い日射しの中にある常寂光寺の方が好きかもしれません。

帰り際、野宮神社にちらりと寄りました。「黒木の鳥居」はクヌギの皮をむかない鳥居としては、日本最古なのだそう。縁結びの神様のようで、こちらも行列が。どこもかしかもですね。

えーと…「あなたの従属」というのは…(汗)

京福電車に乗って、四条大宮まで移動しようとしたのですが、切符を買うのに大行列でとても無理。バスも大混雑。これは駄目だと一駅分歩いて、次の駅から乗って、四条大宮で下車しいつものお店へ移動しました。

それにしても、観光地京都の秋はすさまじいね。(続く)

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sorarium – 大正時代の銭湯を再生した「嵯峨野湯」カフェ(嵐山)

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