熊とピエロとボリショイサーカス

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 土曜日はロシアのボリショイサーカスを見に行ってきました。場所は京都府立体育館。午前10時半からだったので、朝に弱い私は緊張して(起きられるかどうかあまりに不安で!)5時半ぐらいに目が覚めて、そこから油断して二度寝をしたら一本乗り過ごし(…)、さらに人身事故で大幅に遅れ、京都駅からあわててタクシーで向かう羽目になったのでした。一時間も前に集合予定だったのに、結局10分ほど遅刻。

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 しかしながら、ボリショイはすごかった。

 前半に出てきた空中ブランコの女の子は、本当に妖精のように可愛く、水色の衣装をまといスポットライトをあびて空中を行き来するのです。なんて綺麗なんだろう。この時、下にネットはなくてもうどきどきしてしまう。

 ピエロは3人、サンタのようにおなかの大きなロシア人のおじささんと、何をやってもどじなぶかぶかのずぼんをはいた見習いピエロ、そしてキュートな女の子ピエロ。とってもユーモアにあふれていて、観客も巻き込んでうまくショーとショーの間をつないで。ピエロはすごく好き。

 他にも、一瞬で服が変わるマジック(これはもう圧倒的に不思議で幻想的で驚かされた。マジックショーに行ってみたいなぁ)、そして、先ほどの空中ブランコの女の子を含めた5人での空中ブランコや、驚いたのは熊が…熊の曲芸!一瞬中に誰か入ってるのかと思った!!熊、だって?!

 前半、後半、息つく間もなくあっという間にすぎた魔法の時間でした。

 サーカスが出てくる小説。


いしいしんじ「ぶらんこ乗り」と「プラネタリウムのふたご」。どちらも私の好きな小説。

 一冊は貸したまま返ってこない。もうきっと二度と戻ってくることはないだろう。

 自分の本当に好きな小説を貸す、という行為は、ノンフィクションや実用書を貸すのとはわけが違う。私にとっては。それは私の一部を切り取る作業だし、傷口を見せるようなものだから。そうして私は祈るのだ。

ぶらんこ乗り

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