[香港旅行記 13.グルメ編] 香港飲茶の老舗「ルック・ユー・ティーハウス(陸羽茶室)」

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さて、前回、香港で地下鉄に乗ったところまで書いたので、「中環」駅についたところから。

たった二泊三日の旅行でここまで記事を膨らせるか、と呆れられてるかもしれませんが(笑)、旅行というのは日常とはかけ離れた場所でぎゅっと濃縮された時間を過ごすので。でも、ようやく二日目のお昼までやってきましたから、もうちょっとおつきあいください。

中間駅に着いたら、まずは辺りを散策。HSBC(香港上海銀行)やBank of Chinaなどを見ながら(これはまた別の記事にします)、ショッピングセンターをぶらぶら。ちょうどこの時期、香港は大バーゲンセール中。夏と冬に、在庫を一掃するため香港ではブランドものが大きく割引きされるのですが、もともとそういうブランドものには全く興味が持てない私。いいものかもしれない。確かにいいものは長く使えるというのはよく理解できるし、実際多くの物はそうだと思う。ただ、私の身の丈には合わない。

私はもっと柔らかくて優しくて、美しくて気持ちいいものに囲まれて暮らしたい、と思っているから。

身の丈、というのはいい言葉だと思う。

こちらは、そのショッピングセンター前。

この日は日曜日。なぜか香港ではこうやって座り込んでいる人がたくさんいる。公園にも、こんな風に公道とも思えるような場所とか、HSBC(香港上海銀 行)の一階でもですよ!これはとても不思議な光景。多分ここは日曜は歩行者天国になるんでしょうね。でもいてるのは東南アジア系の人が多かったのだが、何 か理由があるのでしょうか。

こんな風に、ちょっとしたパフォーマンスもあり。

そして、お腹がすいてきたので、いよいよ今回の旅の目的の一つでもある「飲茶」を食べに行くことにしました!美味しい料理が食べたいから香港にしたというのもあるのです。

1972年に創業した香港飲茶の老舗「陸羽茶室(ルック・ユー・ティーハウス)」へ。

昔ながらの飲茶を味わうならここと決めている地元のファンも多いとガイドブックに書いてあったので。あと、日本語と英語のメニューがあるのは心強い。

一階に入ろうとしたら、二階へどうぞと二階席へ案内されました。店内はさすがに古めかしく、地元の店という雰囲気。といってもけして居心地が悪くなるような雰囲気ではなく、店員さんもそれなりに愛想がいい。ん、愛想がいいというのは言い過ぎか。

日本のようににこにこ接客してくれるわけではないのだけれど、ちゃんとこっちに目配りしてくれていて、お茶がなくなったら言う前にすっとついでくれたり、料理も食べ終わったら手早くひいてくれたり。近からず、遠からず。いい距離感の接客がとても心地良い。

ちなみにテーブルにはこんな風に、台紙が置かれていて、地元の人はここに数量を書き込んでいくのだろうけれど、私たちにはちゃんと日本語のメニューが渡され、口頭で注文を受け付けてもらえました。よかった。

最初は、エビ春巻き。

鶏ちまき。

蒸し餃子。

肉まんじゅう。

いやぁーーー、美味しかった。

飲茶の神髄は、読んで字の通り「お茶」にある。

飲茶というと点心にばかり目がいきがちになるけれど、実は大切なのはお茶。本来はお茶を愉しむもので、香港では「一盃両件」が飲茶の基本と言われていて、「一種類のお茶を飲みながら二種類の点心をつまう」という意味。

日本の中華料理店でいただく飲茶は、点心に重点が置かれていて、実際のお茶は、普通のそのへんのお茶というのが大抵。今まで飲茶を食べたことがある方、お茶の印象って残っていますか?私はありませんでした。この時まで。

が!

ここは違います。本当にお茶が美味しくて美味しくて、びっくりしてしまった。芳ばしくて深みがあって、飲みやすい!あまりにも美味しくて3回ぐらいお代わりしてしまったほど(ティーポットに!)。旅の連れも、このお茶美味しい!と驚いて、二人でごくごく飲んでました。正直、飲茶よりあのお茶に私は印象が残っています。これって結構驚きなんですが。

私が香港に行く前に参考にしたサイトでもこんな風に書かれていました。(帰国してから知った)

陸羽茶室

香港における飲茶の老舗。

この店ではお茶を楽しむという飲茶の原点に立ち返ることを思い起こさせてくれる。

この店のお茶の品質は普通の店で出てくるお茶とは歴然とした差があり、深く豊潤な香りと味わいが何煎目になっても続くのが特徴だ。

私はあまりに美味しくて、一体これはなんていうお茶なんだろう、と知りたくて、帰り際に店員さんに「このお茶、すごく美味しい。なんていうお茶ですか?」と聞いてみたら、彼はにやっとして、すっとどこかへ行ってしまった。ん??と思っていたら、一枚の丸いタグを持ってきてくれた。

それを見てみると…「烏龍茶」と書いてある。

…烏龍茶?!これが?!私が今まで飲んでいた烏龍茶は何だったのだ。信じられない。

お茶を愉しむ、という本来の飲茶を満喫して、私はご満悦で店の外に出たのでした。

陸羽茶室(ルック・ユー・ティーハウス)
中環駅から徒歩三分
住所/Stanley St 24-26
営業時間/7:00-23:00 飲茶11:00-17:00
日本語と英語のメニュー表記あり

本日のメモ

これは百式スタイル。本文の前にだらだら書いちゃうと何が言いたいのかわからなくなるから、こっちのほうがいいかなと。

さて、読書欲が急に高まった秋。先月あたりから、私はひたすらに小説を読んでます。一度読み始めると、やめられない、とまらない!なんでしょうね。夏の間は漫画をよく読んでたんですけど、小説はあんまり手が出なくて。でも、一冊読み出すと、今度は小説ばかりを貪るように読んでいます。

帰宅すると、途中にしていた本を手に食事をし、そこからひたすら本を読んで、水回りの掃除などをしていたら、あっという間に深夜に。時々かかってくる電話に出たりしていたら、それこそ私の時間はいくらあっても足りない。

まぁ、twitterで時間を費やしてるのもあるか…w

ブログを書く時間を作らないといけません。本当に夜だけは2倍欲しい。明日はドーナツ作ります、たぶん。

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『[香港旅行記 13.グルメ編] 香港飲茶の老舗「ルック・ユー・ティーハウス(陸羽茶室)」』へのコメント

  1. 名前:こねこ 投稿日:2008/10/27(月) 01:27:10 ID:6c5dd1783

    同じアジアといっても、似ている所より全然違う所の方が多い気がします。
    町並みも 人の行動も 色合いも お料理も…。

    久しぶりに写真見ると、また行きたくなったでしょう☆☆☆

  2. 名前:そら 投稿日:2008/10/28(火) 02:25:31 ID:930a10db0

    そうですね。
    違うんですけど、どこか懐かしく…。
    私の肌にはすごく合って、海外なのにとてもリラックス出来ました。
    ほんともう一回行きたいです。今度はもっとゆっくり!

  3. 名前:tukasa 投稿日:2008/11/14(金) 02:13:37 ID:c4bd4f4a4

    はじめまして。ブラビアのCMを検索していてこちらにたどり着きました。ペコリ

    座り込んでいる彼女たちはフィリピンやインドネシアから来たメイドさんです。日曜日はお休みが貰えるので、同じ国出身の仲間とお話ししに集まってくるらしいです。でも、ここまで見事にダベってる光景は始めて見ました(笑

  4. 名前:そら 投稿日:2008/11/15(土) 03:48:05 ID:f7bdf5f02

    >tukasaさん

    初めまして、今晩は。braviaのCM、どうして国内ではしてくれないのかと憤りたくなるほど素晴らしいですよね。海外版は。

    tukasaさんは、香港に住まわれていたのですか?教えていただいてありがとうございます。
    メイドさん!
    あちらではメイドさんというのは、比較的裕福なお家にはいるのが当たり前なのでしょうか?こんなにたくさんのメイドさんがいるとはびっくりしました。
    ここもすごいんですけれど、
    HSBCの下はもう皆さんピクニックのようにぎっしりで、目を疑いました。