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いしいしんじの話

いしいしんじ 海山スライドショー2
「ポーと水の話」
『ポーの話』刊行記念(新潮社)

■2005年6月23日(木)19:00~21:00(18:30開場)
■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山

定員100名で予約制なので、いける人はすぐにご予約を。

ポーの話
ポーの話
posted with amazlet on 06.02.10
いしい しんじ
新潮社 (2005/05/28)
売り上げランキング: 11,731

いしいしんじ氏の小説は、幻想的で宮澤賢治のような雰囲気がして
好きな作家の一人。
たとえば、「ぶらんこ乗り」、
たとえば、「麦ふみクーツェ」、
そして、「プラネタリウムのふたご」。
どれも、きらきらと一番目立って輝く一等星のような本でないけれど、
そのそばで少し控えめに美しくひっそりと輝く三等星のような、
そんな本たち。

ぶらんこ乗りの中の一節が忘れられない。
作り話が天才的にうまい少年がつくったおはなしの一つに出てくるシーン。
ある嵐の夜、空中ブランコ乗りの夫婦の会話。

「わたしたちはずっと手をにぎってることはできませんのね」
「ぶらんこのりだからな」
だんなさんはからだをしならせながらいった。
「ずっとゆれているのがうんめいさ。けどどうだい、すこしだけでもこうして」
と手をにぎり、またはなれながら、
「おたがいにいのちがけで手をつなげるのは、ほかでもない、すてきなこととおもうんだよ」

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