【城崎温泉旅行記(5)】外湯めぐりを楽しむコツ〜御所の湯・一の湯・鴻の湯〜

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城崎温泉といえば、外湯めぐりでしょう。しだれ柳がかかった大谿川(おおたにがわ)沿いは趣があって、浴衣を着て下駄をからんころんと鳴らしながらそぞろ歩けば、かの文豪たちと同じ時代を生きているかのような錯覚さえ起こしそう…。

ええ、冬以外なら…!

あられふりしきる真冬に行ったので、さすがに浴衣でまわるのは厳しいと思って私たちは普通の服でまわりました。(でも実際入ってみると、行く時は寒いですが、入った後は浴衣でちょうどいいぐらいにぽっかぽかに温まるので、浴衣を持っていって帰りは浴衣で、というのがよさそうです)

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この間も書いたように、旅館の位置は左の赤印で囲ったところ。一番右にある城崎温泉駅からは最も離れていますが、歩いて15分~20分ぐらいです。オレンジで囲ったところが、城崎温泉の外湯の位置です。私たちは、3つの外湯をめぐりました。PC239813.jpg

それぞれの外湯から外湯の距離です。外湯めぐりの参考にしてみください。鴻の湯から、さとの湯までは大体歩いて15分〜20分ぐらいです。

冬だと、身体が冷えるので、旅館から遠いところから順にめぐっていくのがおすすめ。

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たいてい、どこの旅館でも宿泊するとこういった外湯巡りセットがついてくるはずです。どの外湯でも、ボディシャンプーとシャンプーインリンスはついています。

クレンジングや洗顔石鹸、化粧水や乳液はないので、自分で用意していきましょう。

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で、宿泊した人は無料で外湯を巡ることができるよう、こういったバーコードを印刷したカードの入ったネームタグを貸してもらえます。湯屋では、このバーコードを、入り口の機械に通せばOK。通常だと600円(大人一人)ぐらいするので、せっかく宿泊したならばできるだけ多く外湯めぐりをするのがお得。

ただ、実際は7つ巡るのはなかなか大変です。なので、最初のいくつかは髪を洗わず、さっと身体を洗って内湯と露天風呂に軽く入って楽しむようにして、最後のお湯屋でゆっくり入るという風にした方が効率よく回れます。

また、12月22日に行くと「冬至」なので、すべての内湯に柚子が浮かんでいてゆず風呂が楽しめますよ。私たち、すっごくラッキーでした。

城崎温泉、全7つの外湯

商売繁盛、一生一願の湯「まんだら湯」

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鴻の湯についで歴史が長い外湯。道智上人の1,000日祈願によって開かれたそうで、宗教的因縁が深いため、こういうお寺っぽい外観に。

女性に人気!美人の湯「御所の湯」

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京都御所のようないかにもな和風建築。美人の湯ということで、女性に人気です。

浴場は、内湯はガラス屋根で開放的な「天空風呂」と外湯の「滝の露天風呂」。平成17年に移転されたため、新しく清潔感があって非常に快適。外湯も趣がありました。温泉ミストサウナもあります。

あと、他の外湯ではドライヤーが有料(100円)でしたが、ここだけは無料で使用できたのも嬉しいです。外湯めぐりするなら、ここを最後にするといいかも。

ちなみに事前に調べた情報では、外湯のうちではここが一番評判良かったです。

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その上、待合スペースではFONにもつながりました。ありがたい。

開運招福の湯 洞窟風呂がある「一の湯」

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私たちが一番最初に向かった外湯です。

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わりと古い建物なのですが、城崎温泉の真ん中に位置し、名実ともに城崎温泉の象徴とも言える外湯です。

内湯は特に特筆するべきことはないのですが、ここのウリは、外湯の「洞窟風呂」です。相方はここの半露天の洞窟風呂が一番良かったと言ってました。

なかなか他ではないので、一度は体験してみるべし。

子授安産の湯「柳湯」

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建物の前に柳があるから柳湯?

7つの外湯は日替わりで「定休日」があります。この日は「柳湯」がお休みでした。また、午前中早くから営業しているところと、午後からしかやっていないところがあるので、宿で確認してから外湯めぐりにでかけましょう。

衆生救いの湯「地蔵湯」

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こちらはお地蔵さんが祭ってありました。家族風呂(貸切風呂)なんかもあるそうなので、小さい子どもさんがいらっしゃる場合は、ここがいいのかも。

日本最大の駅舎温泉「さとの湯」

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城崎温泉の真横にある外湯です。駅を出たらすぐ右手にあるので、到着したらすぐひとっ風呂浴びたい!という人にはうってつけですね。

幸せを招く湯 庭園風呂が美しい「鴻の湯」

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ここは御所の湯の次に私が好きな外湯です。

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内湯はかなり熱めでしたが、この日の朝はおりしも雪。露天風呂には誰もいませんでした。ここは庭園風呂がウリなのですが、雪がしんしんとふりしきる庭を眺めつつの雪見風呂は最高でした。

まとめ

城崎温泉は、「景観一流・湯は三流」と揶揄されることも多いそうですが、確かにお湯質はあまりよくありません、というのも、源泉を町で集中管理しているそうで、すべてどの外湯に行っても同じお湯質。その上循環方式なので、かなり塩素臭がしてあまりいいお湯質ではありませんでした。

有馬温泉とかだと、旅館や外湯ごとにお湯質が全然違うみたいですし、口コミを見ても大きく評価が分かれます。

いいお湯質を求めるのであれば、少し落胆するかもしれません。

でも城崎温泉の良さはそこにはありません。京都や大阪からそこそこアクセスがよいところにありながらも、いかにも観光地っぽいピカピカしか感じはなく、風情があって落ち着いた街並み。のんびりと浴衣でそぞろ歩きをする宿泊客もまた美しい景観の一部です。

いろんな露天があるそれぞれの外湯を楽しめるのも、城崎温泉の人気の理由です。

だからこそ、城崎温泉は多くの人々が訪れるいつまでも人気の温泉地なのかもしれませんね。

【私が宿泊したお宿】
店名/城崎温泉 花香る静寂の宿 湯楽(ゆらく)
住所/兵庫県豊岡市城崎町湯島844
TEL/0796-32-2738

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