ロボットデザイナー松井龍哉の仕事。「Posy」「Pino」「スターフライヤー」

ロボット、と聞いて思い浮かべるものはどんなもの？私は…うん、HONDAのASIMOかなぁ。あのCMが好きだ、ブルーハーツの曲もよい。

とかく、「ASIMO」が取りあげられるけれど、実はロボットと言えば他にもたくさんあるんです。そして、そのロボットをデザインしている人もいるんです。そのうちの一人が、ロボットデザイナー松井龍哉氏。

ハリウッド映画「ロスト・イン・トランスレーション」に出演した「Posy」（左写真 via Posy image library)）を作った人。とても愛らしいデザインのロボットです。

あるいは、ファッション業界をターゲットにしたポーズをとることが出来るロボット「Palette」（右写真 via ITmedia ライフスタイル：人が近づくとポーズを決めるマネキン型ロボット「Palette」）も。これはルイ・ヴィトン表参道店にも展示されました。

また、真っ黒な機体が美しく輝く、航空会社「STAR FLYER（スターフライヤー）」のデザインを手がけた人でもあります。他にも、

ダンヒル銀座店の設計なども手がけたりとマルチな才能をいかんなく発揮してるデザイナー。

dunhill – Luxury goods for men
松井氏は、ダンヒルのインテリアのモチーフである「a cabinet of curiosities」(好奇心いっぱいのキャビネット)を幾何学的に表現したファザードをデザインしました。夜にはウインドウからこぼれる光が、アクアリウムからこぼれる光のように幻想的に通りを照らし出します。

(via アルフレッドダンヒル銀座本店がオープン:excite ism)

その松井氏は、ヒューマノイドロボット「SIG」「PINO」でグッドデザイン賞を受賞。

「PINO」は宇多田ヒカルのPVに出てたのでご存じの方も多いかもしれませんね。ちなみに、PINOのモチーフはイタリアの童話「ピノキオ」。大きさは70cm、人間の赤ちゃんサイズ。ちょうど一歳児ぐらいの大きさ。「Posy」はもう少し大きくて、3歳児ぐらいです。PINOのコンセプト等についてはAll About PINOに書かれています。

もうちょっと「Posy」について調べてみると、どうやら彼女（一応女の子らしい）は、フラワーガールをモチーフにしているらしい。

日本SGI 、ロボット・デザイナー松井龍哉氏とロボットを共同開発
松井氏は、"未来を創造する企業"というSGIの企業イメージをデザインのコンセプトに、フラワーガール（結婚式において花嫁のサポートを行う天使）をモチーフとして制作しました。

Living style-クリエーターたちの挑戦 – 日経住宅サーチ
フラワーガールとは、結婚式で新郎新婦を先導する少女のこと。いわば、幸せに導く天使の役割です。テクノロジーの役割もそこにあると思う。技術開発の目的とは、人間の幸福の追求にほかなりません。

そして、京都にもPosyは来ていたらしい。なんとITmediaの記事によるとANAの海外向けポスターに出演、京都の仁和寺で撮影が行われたそう。テーマは「The tradition of the future」。これを見て、海外の人は「日本に行きたい！」と思うのだろうか？という部分には若干疑問が残るが。

（via ITmedia ライフスタイル：Posy、日本への誘い――ANAの海外向けポスターにPosyが出演）

その彼が、坂井直樹氏と対談する「ポッドキャスティング」の公開収録が、アップルストア銀座で来週末に開催されます。

2007年12月16日（日）アップルストア銀座ロボットデザイナーの松井龍哉さんです。 – コンセプター坂井直樹のデザインの深読み – Yahoo!ブログ
■ Information「SAKAI PODCASTS」公開録音
▽日程： 2007年12月16日（日）
▽時間： 17：00～18：00
▽場所：アップルストア銀座
▽出演者
ゲスト：松井龍哉（ロボットデザイナー / フラワー・ロボティクス株式会社代表）
ホスト：坂井直樹（コンセプター / waterdesignscope）
▽入場無料

アップルストア銀座
住所／中央区銀座３丁目５−１２サヱグサビルディング
TEL／03-5159-8200

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