信楽陶器祭り2008で信楽焼きの和食器を購入してきた

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今年も行ってきました。信楽最大のイベント!「信楽陶器まつり」です。

中日新聞:信楽陶器まつり、タヌキずらり:滋賀(CHUNICHI Web)

メーンの大陶器市は、市役所信楽支所周辺の駐車場に45業者のテントがずらりと並び、人気のタヌキの置物や食器類などが平常価格の2、3割安で即売された。

県立陶芸の森太陽の広場では、作家によるフリーマーケットがあり、51のテントに手作りカップや花器、陶人形などが並び、手に取って品定めする人でにぎわった。

昨年初めて行って(→sorarium – 信楽陶器まつり2007に行ってきました)、すごく楽しかったので、来年も絶対に行こうと心に決めていて、やっとやってきた一年に一度の陶器祭り。私は釉薬のかかっていない、信楽焼きのざらっとしたお皿が好きなので。

陶器祭りは三日間開催され、最終日の14時半頃に到着。最終日のみは16時まで(他の日は17時まで)なので、かなり急いで見なければいけなくて、もっと早くこなくちゃと反省。ただ、最終日のこの時間帯は、安くなることも多いらしく、一長一短ですね。いいものは初日になくなるだろうし。

こちらは駅前の卸売り会場。陶芸の森でも作家さんによるフリーマーケットなども行われていると聞いていたのですが、とてもそちらに行ける余裕は無し。

こちらの会場では、三日間限り使える5,000円のお買い物券が販売されています。

500円券×11枚綴りなので、500円分が得になります。おつりは出ないので注意。食器はペアで購入されることが多いと思いますが、5000円ぐらいはあっという間に使ってしまえるので、買っておくとお得かも。

ちなみに先着1200名様でしたが、最終日15時ぐらいに行っても購入出来ました。

さて、信楽といえばやっぱりたぬきの置物ですが、私はあまり興味がないので、このあたりはスルー。

さて、では購入したお皿を紹介していきます。

信楽焼きの和食器 購入リスト

↓まずは、「文五郎窯」の小皿。ちゃんと器の裏には「文五郎」の刻印が。粉引きの小皿で、セラミックの釉薬がかけてあるのですが、葉のような形と線の手触り、そしてこの美しい白にひかれて購入。一枚800円。

↓そしてもう一つ。こちらも角の小皿。こちらはもうデザインにひかれて。

実はもう一皿欲しくて、ペアで購入したかったんですけれど、いらっしゃった作家の奥田章さんにもう一皿を出してもらったらそちらの器の角が欠けてしまっていて(搬入の時に壊れてしまったみたい!)すみません、と謝られてしまった。

もう一枚、粉引きではない別のよく似たデザインのものがあったんだけれども、どうしてもこちらの白のお皿がよかったので、いいや、一枚でも!と購入を決意。一枚1200円。

ところが、1200円+800円+800円=2800円のところ、「一枚しかなくて申し訳ないから」と2500円にしていただきました。嬉しい…!さらに、一緒にいた相手も、同じく文五郎窯さんの大振りな丼鉢を購入したのですが、「ご一緒の方も、(割引)しておきますね」とひいていただいて、その上すごく気に入った器で、大事に使おう、と思ったのでした。

文五郎窯の方もとても気さくで、気持ちよくお買い物できましたしね。文五郎窯さんは、兄弟でされていて、平日でも自分たちの窯のところでギャラリーもされてるそうなんで、そちらにも行ってみたい。

↓こちらが文五郎窯さん。

↓この写真だと奥のテント。他の店と、並べ方がちょっと違うのがわかるでしょうか。点数は少なくて、まるでギャラリーのよう。


↓ちなみに、上の写真の手前の店で購入したのが、この長皿。

焼き魚を置くお皿が欲しかったので。こちらは1000円×2枚。「やっぱり秋刀魚ですか(笑)」とお店の方に言われて、「ええ」と笑う。

こんなちょっとした会話を交わすのも、陶器祭りの楽しみの一つです。

あとは、この小さなグラタン皿。エビのオイル煮を作るのにもいいかなぁと思って。こちらはオーブン等で熱しても大丈夫なように作られているので少し価格は高め。1800円、だったのですが、1500円に割り引いてもらえました!

そして、最後。5000円分のチケットを購入したものの、500円分のチケットが余っていて、どうしようか、時間も押し迫ってきたし、というところで見つけたこの、ざらりとした質感の長皿。先ほどの黒い皿よりは短く、使いやすそうだったので、こちらを二枚購入。500円×2枚。

ここで終了。すごく駆け足で見てちょっと疲れましたが、いい食器がたくさん買えて大満足。

信楽焼きの器を購入したら、まずやるべきこと

ところで信楽焼きは土ものです。土から作られている焼き物。なので、購入してきてすぐに使うのではなく、煮沸をしてから使う方がいいようです。

やきもののおはなし

土もののやきものは煮沸しましょう。 とくに釉薬(ゆうやく、表面を装飾するためのうわぐすりのこと)の使ってない、備前や信楽、萩焼などの軟質の陶器、また、貫入(表面に現れたひびの模様)があるものなど吸水性が高いものは煮沸したほうがよいでしょう。

これはうつわ自体ににおいや汚れがしみ込むのを防ぐためです。

●煮沸の仕方  はじめにうつわの表面を洗い流します。次に、鍋の中ににうつわの全体が浸るくらいのお湯を入れ、約30分煮沸します。そのとき、米のとぎ汁を使うと、特に良いようです。 最後に煮沸が終わったら自然乾燥しておきましょう。 ただし、煮沸の際、鍋の中でうつわがガラガラと踊るほど沸騰させてはいけません。 また、“楽焼”と呼ばれる、低い温度で焼かれたやきものはやわらかく傷むことがあるので煮沸はしないでください。

さらに、毎回使う前には、10分~1時間水にひたしておくと油やシミが器にしみこまない、とか、電子レンジは使ってはいけない、とか、しみこむので、保存は別の容器に入れて保存、とか、よく乾燥させる、とか、結構面倒なんですね。つちものの焼き物って。

でも、だからこその質感でもあるわけで。

ちょっとした気配りで、お気に入りの器が長く綺麗なままで使えるのならそうしたい。器って、毎日使うもので、料理によって形や色を変える。洋食器にはない和食器ならではの楽しみがありますよね。美しい器に盛られていると、料理がとても美味しそうに見えますし。

料理って、目でも味わうものだと思うから。

というわけで、先ほど煮沸を済ませて一晩乾燥中です。また来年も楽しみだ!

おまけ:交通について

車で行きましたが、陶芸の森付近はもう大渋滞。駐車場も満杯で、小学校&中学校の駐車場へと誘導されます。

ところが、小学校 と中学校はメーン会場がある駅からは結構遠く、シャトルバスも出てるには出てるのですが、すごく混んでいます。出来れば車で行くほうがおすすめ。で、小学 校・中学校まで行かなくても、この期間中は色々なお店などが協力して、無料駐車場として店の駐車場なども開放してくれています。

よく見ると道の脇に小さな「駐車場開放中」という看板があるので、注意してみて、さっと入ると意外にあいてたりするので、そちらを利用するほうがいいかもしれません。

【関連記事】
sorarium – 信楽陶器まつり2007に行ってきました

ちなみに萩焼の漫画があるんですけど、これが面白いんだなぁ。

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