8つの箱が連続する建築家・五十嵐淳の「原野の回廊」

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毎年、この時期に発売されるCasa BRUTUSは必ず買っている。なぜなら?なぜなら特集が絶対に「最強・最新!住宅案内」 だから。昨年1年間のベスト住宅が選りすぐって掲載されていて、ほれぼれしてしまうのだ。昨年の巻頭は、北海道出身の建築家・五十嵐淳だった。取り上げられていたのは、

原野の回廊

genyakairou
(via五十嵐淳建築設計事務所)

…これがいいのだ!詳細は以下の通り。

新建築住宅特集によると、

大きさが異なる8つの箱が連続することで27mの長い空間を形成.箱同士のズレと.木質と白い仕上げを交互に配置することによって空間を分節している.箱は10cmずつレベル差があり,「路地の坂道」を内部化したような空間となっている.

連続しているんだけれど、どれも高さが一緒じゃない。天井も、地面も。例えば雪が降ったりしたら、地表にしんしんと降り積もる雪を窓からまるでもぐらのように見ていられるのだ。そういうのって…そういうのってなんだか素敵だなぁと思うわけで。

見える景色は変わらねど、自分たちが家の中で移動することで景色が変わる。あの部屋に行けば、あの風景が見られる、という風に楽しめる家。これが昨年の2月号に掲載されてます。

Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2007年 02月号 [雑誌]

posted with amazlet on 08.01.15

マガジンハウス (2007/01/10)

そして、こちらが今月号。Casa BRUTUS 200802号『最強・最新!住宅案内2008』 | の目次を見ると表紙は、藤森照信氏!やっぱり!「高過庵(たかすぎあん)」に似てる。(笑)そのほかにも、アトリエ・ワンや西沢立衛(SANAA)の建てた家がとりあげらてて興味深い。

目黒の住み処 by マウントフジアーキテクツスタジオ
House O by 藤本壮介
モザイクの家 by 武井誠+鍋島千恵/TNA
現代版竪穴式住居 by 谷尻誠+名和研二
焼杉ハウス by 藤森照信
トロリ by ストゥーディオ2アーキテクツ
ハウス・タワー by アトリエ・ワン
北本の家 by 増田啓介+増田良子
House A by 西沢立衛

さらに、以前うちのサイトでも紹介した(※)建築家ユニット「みかんぐみ」の曽我部さんが自邸を建てたらしく、このインタビューもあるので見逃せません。

Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2008年 02月号 [雑誌]

posted with amazlet on 08.01.15

マガジンハウス (2008/01/10)

で、ついでなのでBRUTUSも見てみたら、今週号はなんと『植物園に包まれたい。』 特集じゃないですか!ええ、包まれたいです!「いつか、行きたい植物園。日本10選、世界10選。 」ってどこが選ばれてるんだろうな、気になる!
春になったら、京都の北山にある京都府立植物園に行ってみたい。なかなか広々として気持ちがよい植物園で、芝生の上でのんびり寝転がることもできるし。美味しいパンでも買って、木漏れ日にうたれながらうららかに歩いてみたい。


BRUTUS (ブルータス) 2008年 2/1号 [雑誌]

posted with amazlet on 08.01.15

マガジンハウス (2008/01/11)

【関連記事】※ sorarium – 本棚が構造体になる。みかんぐみの「上原の家」

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