4度目、そして5年目のスタートには、下鴨茶寮のお弁当で少し贅沢に口福をもらう（JR大阪伊勢丹）

昨日、七夕は私たちにとって四回目の結婚記念日でした。もう四年もたったんですね、早いなぁ。特に母が病気になってからの二年間は長いようで短いようで…。

入籍したあの日も、今日のように暑い一日でした。

七夕を選んだのは、ちょうどこの時期に式場があいていて、それだったらこの日にしようと私が言いだしたからなんですが、行事ごとの日なら忘れないだろうし、実はうちの両親の結婚記念日がひな祭りで3.3だから、40年仲のいい？（笑）二人にあやかって、という気持ちから。

私たちもどちらかが逝くまで、寄り添いあっていけるかしら。

ちなみに病院食も七夕仕様〜！あら、ちらし寿司も星型の人参、にゅうめんにも星型オクラに星型の麩で天の川かな？

洒落たことをしますね。こちらは相方が食べてくれまして…

私には「何か美味しいものを買ってきてー！」というリクエストに応えて、ＪＲ大阪伊勢丹デパ地下で買ってきてくれた京都「下鴨茶寮」のお弁当が。

わーーー！下鴨茶寮！！

食べてみたいなと思いつつ、そのお値段に毎回慄いて、すごすごと引き下がっていた下鴨茶寮のお弁当ですよ。これは確かに特別な日じゃないと買えないっ！うわぁ、プチ贅沢。

レストランキャンセルしたけど、これならその悔しさも半減だわ（笑）

見た目は正直控えめ、というか他のお弁当と比較すると確かにインパクトはないかもしれません。

でもね…あっさりとした薄味の炊き込み御飯、パリパリしたきゅうりのお漬物、本当に優しい甘みを感じる出汁巻き卵、そしてじゅわーーーっと噛みしめるたびに口の中に煮汁が広がる椎茸や高野豆腐の煮物、甘辛い味噌をつけて食べる里芋やこんにゃくのようなプリプリした食感の団子、しじみの煮たのもよく味がついてるし…なんですかねぇ。

いい仕事してはるわ！！ほんまに。

けして派手ではないけれど、下拵えを丁寧にしてあるんだろうな、とか、ほんのり桃色の蝶形のはんぺんのあしらいも華やかで、きちんと職人が作ってるお弁当ですね。冷めても美味しいお弁当。

お値段に見合うだけの価値がここには詰まっていました。

私が20代の頃だとわからなかったかもしれない。30代も中盤になって、この静かな仕事がわかるようになったのかもしれません。

久しぶりに美味しい！これも美味しい！と味わって食べてるのを相方が見て、「そらが笑顔で美味しいって言ってるのを見るの久しぶりや」とホッとした顔で笑うから、それを見て私も少し照れながら「だって本当に美味しかったし」と笑みを返しました。

ありがとう。

また、これからもたくさん美味しいもの一緒に食べましょう。365日、その先もずっと二人でいただきますを重ねて。