AD・菊地敦己氏による連続対談シリーズが青山ブックセンターでスタート

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今月から青山ブックセンターで、bluemark菊地敦己氏による連続対談が始まります。氏が尊敬する9人のゲストを呼び、「つくる」ことについて掘り下げていく、という企画。一流のアートディレクターである菊池氏が何を聞き、同じく一流のクリエイターであるゲストの人々が何を答えるのか。非常に見所、聞きどころのある対談になりそうな予感。

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菊地敦己 連続対談シリーズ「つくるということ」第1回 ゲスト 青木淳(建築家)(本店:10月9日):青山ブックセンター

第一回目は、建築家の青木淳さん。ルイ・ヴィトンの表参道ビルやルイ・ヴィトンの六本木ヒルズ店、青森県立美術館などをてがけた方です。
開催予定日は、今年の10月9日を皮切りに、毎月一回18:30から各回1時間で、6月まで続きます。場所はもちろん青山ブックセンター。定員は120名、入場料は税込1,500円です。(2回目以降は20%offのお得な早割チケットあり)

第二回以降、小池一子さん、大森伃佑子さん、ホンマタカシさん、服部一成さんと世界で活躍している一流のクリエイターの方々ばかり。第一回に関しては青山ブックセンターのオンラインストアですでに予約受付中です。

そして、この対談シリーズをもって菊地敦己氏はしばらく公演活動を休止するそうなので、ぜひこの9回の間に行ける方は行ってみてください。この対談の後、書籍『つくるということ 菊地敦己対談集』(美術出版社)が刊行予定(2011年冬)です。

それから、この対談について、bluemarkからのニュースレターに菊地氏からのメッセージが寄せられていました。これがすごくて…悲愴も言えるようなその決意にしばらく言葉が出ませんでした。ここに一部引用させていただきます。

デザイナーという仕事の多くは商業と密接に関係する仕事なので、社会と協調しながら、デザインの生産体制をつくり、利益効率を優先する仕組みをつくることも可能です。しかし、それだけでは回収しきれない仕事でもあります。どんな目的があれ、どんな機能が付け加えられても、それまでに存在していなかった「なにか」を立ち上げなければ、ある種の引力をひき起こすことはできません。

僕はもうすぐ36歳になります。平等に言って、中年です。まだ若いと言えなくはないですが、ものをつくる上で、今しか鍛えられないものがあるように感じています。肉体に例えれば、持続性のある筋肉のようなものを。それを鍛えるには、もうあまり時間がない、そんな切迫感の中にいます。そして、それはおそらく一人でしかできない種類のトレーニングです。

そんな中で、公開での講演や取材をしばらくお休みしようと思っています。「有名人気分でメディアに出たり、先生気取りでおしゃべりしながら、筋トレに集中なんてできない」からです。

対談のテーマは「つくるということ」。加えて言うならば「孤独と戦うことは世界と戦うことでもある」ということです。正直なところ、どんな内容になるかはじめて見なければ、僕自身にも分かりません。が、討ち死に覚悟で本気で話します。予定調和にはなりません。

ぜひ、みなさん、足を運んで聞いてきてください。

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