亀倉雄策のデザイン

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亀倉雄策と言えば、東京オリンピックのポスターですよね。あとグッド・デザイン(Gデザイン)賞のロゴとか、NTTのロゴとかね。その方のアートワークが紹介された大判書籍なんですが、絶版になっていました。それが、六耀社から数年前に復刻されまして、ほぼ日に、その担当編集者の方のインタビューが掲載されています。

本文用紙のエスペルというマットコート紙が
既に生産中止となっていたので、
ユーライトという
紙屋さんから言わせれば同じという
A2マットコートの紙の使用となりましたが、
色が違います。
同じマットコートの白い紙なんですけど、
白色でも青っぽかったり、
暖かみのある黄みがかった白など、
その違いは書籍では大きく影響してきます。
試し刷を行い、著者の一番弟子であった、
水上さんのご承諾をいただき、用紙決定です。

見当(けんとう)合わせという、
CMYKの4色の印刷時の刷りを
きっちりと合わせる技術があります。
それも、83年の人がここまでやったからにゃ、
こちらもやりますぜ! という勢いでした。

ともかく、デザインが生まれた軌跡を歩み、
世界が認めたニッポンのデザインがあります

この本、

序文:丹下健三
編集委員:小川正隆、田中一光、永井一正
構成・装丁:田中一光

って豪華メンバーすぎます!

亀倉雄策のデザイン
亀倉雄策のデザイン

posted with amazlet on 06.12.27
亀倉 雄策 小川 正隆 永井 一正 田中 一光
六耀社
売り上げランキング: 4078
おすすめ度の平均: 5.0

5 1ページ毎、深呼吸

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『亀倉雄策のデザイン』へのコメント

  1. 名前:size 投稿日:2006/12/28(木) 03:50:33 ID:b90c9929e

    ほんと豪華なメンバーですね。
    ほぼ日の記事を読むとさらに欲しくなります。
    「今まとめている…」という本も面白そうです。
    こういうのはモチベーション上がります^^。
    買うべきか(笑)。

    この手の本で6,090円とは安いですね。
    ま、高いんですが。
    ちょっと前なら20,000円とか平気でしてました。
    今はそんな高いと売れないんでしょう。

    亀倉雄策は名前くらいしか知りませんでしたが、東京オリンピックのポスターはマーク・ロゴ関係の本で見た気がします。
    最近のデザインノートでも日本デザインセンター(NDC)の特集がありましたが、創設メンバーなんですね。
    田中一光や永井一正のものは参考によく見ました。

  2. 名前:そら 投稿日:2006/12/29(金) 01:48:50 ID:d2d9af6a0

    数年前、当時知り合いだった人が古本屋でこれを喜々として購入していて、見せてもらったのですがなかなかよかったですよ。遅れたクリスマスプレゼントで買ってしまいますか?!(笑)わりと解説が笑えたりします。

    そうですねぇ、デザインの現場が数冊で買えちゃう値段ですし。ちなみにその数年前はまだ絶版だったので、10,000ぐらいしてました。今頃悔しがっていることでしょう…。

    東京オリンピックのそのポスターで日本のデザインが世界に認められるようになった、というのは聞きました。それまではあんな風に一面写真を使用したデザインってのはなかったんですって。田中一光氏もすごいですよね。たしか、MUJIの最初のデザイナーではなかったでしたっけ?

  3. 名前:size 投稿日:2006/12/30(土) 00:33:43 ID:a1d982b4f

    >数年前、当時知り合いだった人が古本屋でこれを喜々として購入して、
    >見せてもらったのですがなかなかよかったですよ。

    良かったですか?こんど街の本屋に行ったらチェックしてみよう。
    ふた月ほど前”ネオジャパネスクなんとか…”っていうのを買ったんでちょっと様子見です。

    >わりと解説が笑えたりします。

    笑える?(笑)

    東京オリンピックのポスターはそんな話があったんですね。
    この間TVで”日本のCMはかなり遅れをとっている…”と、現場の方が言っておられましたが、グラフィックデザインはいいみたいですね。
    アートも。
    村上隆氏なんかも”日本が来てる!”と言ってますし(笑)。

    田中一光氏、良品計画の産みの親みたいなものですね。
    これも知らなかった。
    wikiを見ると、グラフィックというよりはプロデュースで関わったのでしょうか…。

    世間にかっこいいグラフィックが増えるのは楽しいんですが、
    最近、一線から滋賀の奥地までみんなうまいなあ^^。

  4. 名前:そら 投稿日:2006/12/31(日) 01:37:27 ID:db91f1e5f

    ぜひぜひ。ちょっと大きな本屋さんなら置いてると思いますよ。ネオジャパネスク?それはそれで面白そうですね。

    解説というか、なぜこのロゴに決まったのか、という事を亀倉氏が説明したりしてるんですが、若干傍若無人で自信満々なところが笑えるわけでして。(笑)

    CM見てると、なんてつまらない説明ばかりのCMなんだろうと思いますね。苛々します。時々、いいものはありますが、同じブランドでも海外のCMには目をみはるぐらい素晴らしいものがありますから。(HONDAのアコードのCMしかり、Sonyのブラビアしかり)村上さんは、オタク文化から出てきたような人ですから、いいそうですね。(笑)

    そうそう、田中一光氏。プロデュースだったかもしれません、良品計画のCIから何から。大成功ですね、海外でもMUJIの看板は目立ちます。

    滋賀の奥地でしておられるデザイナーの方はよくしらないんですが(笑)、確かに最近MdNとかDTP Worldとか見てると、うまいねぇーと唸ることが多いです。