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「切り取られたフェイクな風景」

「デザインノート vol.5」は「アートディレクターが魅せる「写真」ディレクション」というテーマなのですが、その中に瀧本幹也氏という写真家の方がいて。その人の言葉から。

「ラフスケッチを現実のものとして撮影するためにいろいろと『作り込む』のが広告写真ですが、それだけではなくて、現場で『新しい発見』をして、さらに『飛躍する』ことの醍醐味が味わいたい。」

「ファインダーをのぞいてはじめてわかることがあるんです。このような光が当たると、こんな風に見えるんだって。そのうえいろんなハプニングが現場では起こりますから。その偶然性をも取り入れる自由度が欲しい。」

「写真は気持ちを込めないと魂が逃げるというか『気』のようなものが映らないと。確かにデジタルの数字では表せない何かがあると思いますからね。」

2006年に出版予定だという、プライベートワーク「観光地シリーズ」の写真がいくつか掲載されているのだけれど、これがとてもよいのだ。たとえば、日本の金閣寺にしても、外国人観光客がずらりと並んでいて金閣寺を眺めているのをちょっとひいたところから、金閣寺にフォーカスをあてて撮ってたり、シドニーのオペラハウスを背景に、セルフタイマーで撮影してる外国人カップルを撮ってたり、ユーモアがあって、皮肉っていてすごく面白い。

ちょっとこれは手にとってみてみたいな。

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