- 2005-11-17 (木) 1:20
- 男性作家
昔、とても好きだと思った小説なのに、今読んだらなんだか…辛くなってしまった。バンコクを舞台にした小説で、オリエンタル・バンコクには私も足を踏み入れた覚えがある。そこからクルーズでアユタヤまで行ったっけ。9月だったのに、残暑どころか真夏日そのもので、生ぬるい風とじっとりとした空気に包まれて、・
ュらくらしながら船上から水の上に浮かぶ家を眺めてた。あれは、もう、随分前の話。
「死ぬ時に、つまり臨終の間際に、愛されたことを思い出しますか。それとも愛したことを思い出しますか?」
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「私は、愛したことを思い出します。」
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「まだ本当の恋をしたことがありません。でも本当に大切だと思える人と出会えた時に、私はその恋の絶頂の時に、その人の横顔を見て、いつかサヨナラがやってくるのだな、と考えて悲しくなるような気がします。決してマイナスに考えているのではないんです。それだけ生きてるその瞬間をいとおしく大切に思っているということなんです。人間は一人で生まれて一人で死んでゆく動物です。サヨナラをいつも用意しておかないと、生きてはいけませんものね。」
本当によくわかる。けれど、私が多分思い出すのは…。
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