- 2005-08-02 (火) 2:25
- 男性作家
そのまま、本屋にいって平野啓―朗「葬送 第一部」と、いしいしんじ「麦ふみクーツェ」が新潮文庫から出ていたので購入。平野啓―朗はいつか読みたいと思っていて手が出せていなかった作家。デビュー作の「日食」が芥川賞を受けて、その言葉の難解さと京大生という話題のみが先行していてどうにも食指が動かなかったのですが…
今回の作品は音楽家「ショパン」と画家「ドラクロワ」の交流と、ショパンの愛人、女流作家ジョルジュ・サンドの間を描いたストーリーで、ショパン・ドラクロワ、というキーワードにひかれて購入。
したのですが…。
これがすごくいい!今までどうしてこの作家の本を読んでなかったのかと思うくらいに。
久しぶりにぞくぞくする。この小説に限ってなのかもしれないが、それほど難解な語句やいいまわしは出てこない。とても情緒的な描写力や、(少し説明的過ぎる嫌いはあるが)その話のもっていきかたがとても上手で、ひきこまれる。長篇好きな私にはぴったりなくらいの長さだし。
新潮社 (2005/07)
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